前回までは、強迫性パーソナリティ障害の説明をしました。何度も繰り返し、同じ動作をやってしまい、日常生活に支障をきたしている方もいるのではないかと思います。
このブログが少しでもお役に立てばと思います。
さて、本日から4回に分けて「回避性パーソナリティ障害」の説明をします。
失敗や他者の批判を恐れ、社会への参加を避けてしまう行動を取ってします。
また、アドラー心理学は「アドラーの生涯」の続きです。
認知症は「4大認知症」について説明をします。
〇本日のテーマ
・明日が原因 ・明後日が対応 ・3日後が軽減の方法をお話します。
2.アドラーの生涯②・幸福になる考え方
・アドラーの生涯が終わった後に、アドラー心理学の理論を説明します。
3.4大認知症について
〇記事の信頼性
記事を書いている私は、心理学分野で博士号を取得しています。
〇読者への前置き
・毎日少しずつ人間関係を壊すことになる原因の心理学を書いています。
・また、心理学の紹介(今はアドラー心理学)の紹介をしています。
・さらに、社会的に需要の高い分野の記事(今は認知症)の紹介をしています。
回避性パーソナリティ障害の特徴
〇 アドラー心理学とは 4(アドラーの生涯)・幸福になる考え方
【フロイト アドラー 出会いと決別】
アドラーは1902年に、ジークムント・フロイトの招きにより、フロイトの主催する「水曜心理学協会」に参加をして、精神分析と関わるようになります。アドラー32歳、フロイト46歳のころです。
1907年に『器官劣等性の研究』を出版したころまで前回話しましたね。
1910年にウィーン精神分析協会の議長に就任し、『精神分析中央雑誌』の編集長に就任します。
ただ、フロイトの考えが違い、後に自由精神分析協会(後に「個人心理学会」となる)を創立し、フロイトと袂を分かちます。
フロイトとアドラーの違いは様々なところに現れ、例えば、フロイトが「人間の行動の原因を理解」するのに対して、アドラーは「人間の行動の目的を理解」するとします。
また、治療に関して、フロイトは「治療に洞察」を用いますが、アドラーは「治療に勇気づけ」を用います。
無意識に関しても、フロイトは意識と無意識を相反し、アドラーは、意識と無意識は同じ目的にむかっているとします。
アドラーは1916年から、軍医として働き、第一次世界大戦の負傷兵の神経症を観察して、「共同体感覚」の大切さに気づきます。これが個人心理学の基礎となります。
終戦を迎えて、アドラーはウイーン1区の労働委員に就任して1922年に世界初の児童相談所を設立しました。
【共同体感覚とは? 幸福になる考え方】
「仲間に関心を持ち、全体の一部になること」を言います。
「個人は全体の一部となり、個人は全体と共に生きていることを実感する」することで、人間関係を健全にし、心の悩みを解決するとしました。
共同体感覚には、「貢献度(自分は役に立つ)」「自己受容(ありのままでよい)」「所属感(ここにいてよい)」「信頼感(無条件の信頼)」の4つの感覚から構成されるをしました。
これが幸福を手にする大切なものとします。また、共同感覚は際限なく人がり、家庭、地域、国ばかりでなく、宇宙全体も包含するとします。
アドラー心理学を深く学んで実践に役立てる講座があります。興味がある方はどうぞ。
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(アドラーを深く学びたい方へ)
〇 4大 認知症 について
認知症などの脳の障害を引き起こす認知症は60種類以上あるといわれています。
そのなかで、「アルツハイマー型認知症」「血管性認知症」「レビー小体型認知症」「前頭側頭型変性症」が4大認知症と言われています。
この中で一番多く、認知症全体の70%を占めるのがアルツハイマー型認知症です。続いて多いのは、脳梗塞や脳出血などによってひきおこされる血管性認知症です。これが20%とされています。
レビー小体型認知症は全体の4%を少し上回る程度、前頭側頭型認知症は1%程度です。
認知症には、5つの中核症状と、2次的な周辺症状(BPSD)があります。
・記憶の障害 学習して覚えたものを思い出せないなどです。 ・見当識の障害 時間・場所・人物を認識する機能が低下。知人を見ても分かないなどです。 ・言語機能の障害 言葉を言う、話の意味の理解、文章を書く、読むなどの言語機能の低下です。 ・実行機能の低下 必要なものに注意を向け、推理し、判断し、計画し、段取りの機能の低下です。 ・視空間機能の低下 見てるものを全体的に把握できず、道具を上手く使用できないなどです。
これらの衰えが見られます。